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ヘリシティー (素粒子) : ウィキペディア日本語版
ヘリシティー (素粒子)

ヘリシティー (helicity) は、粒子スピンの回転方向を表す数値である。その値が-のものを左巻き、+のものを右巻きと呼ぶ。
数学的には、スピン\vec S運動量の向き \hat p への射影として、次のように表される:
:h = \vec S\cdot \hat p,\qquad \hat p = \vec p / |\vec p|
ある軸に関するスピンの固有値は離散的な値なので、ヘリシティーの固有値は離散的である。スピン''S''の粒子について、ヘリシティーの固有値は''S'', , ..., −''S''である。スピン''S''の粒子で計測されるヘリシティーは−''S''から+''S''の範囲を取りうる。ヘリシティーは、 \vec S の代わりに全角運動量演算子 \vec J によって等価に書き表すことができる。これは、線運動量に沿った軌道角運動量の射影は次のように0になるためである:
:\vec L\cdot \vec p=0 \ .
において、質量を持たない粒子についての小群SE(2)二重被覆である。これは、SE(2)の"並進"に対して不変でありSE(2)の''θ''回転に対してei''hθ''変換を行うユニタリ表現を持つ。これはヘリシティー''h''表現である。SE(2)の並進に対して非自明に変換を行う別のユニタリ表現もある。これは、連続スピン表現である。
次元において、小群はSE() の二重被覆である。(の場合はエニオンなどのためにさらに複雑である。)前述のように、"標準"表現(SE()の"並進")および"連続スピン"表現に対して変換を行わない(不変である)ユニタリ表現が存在する。
質量を持たないにとって、ヘリシティーは\hbar/2倍されたカイラル演算子と等価である。
== 関連項目 ==

* ウィグナーの分類
* カイラリティ


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヘリシティー (素粒子)」の詳細全文を読む



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